自傷行為。

2002年5月20日
ふと思った。
私には髪の毛を抜くクセがある。
これも一種の自傷なのだろうか、と。

髪を抜くようになったのは小学校5年生くらいの時だったと思う。
私の髪は比較的真っ直ぐな方だと思う。
でも家族全員が天然パーマなだけあって、その中にウェーブのかかった髪がたくさんある。
それが気に入らなかった。
真っ直ぐな髪になりたくて、それを抜いた。
髪を抜くくらいじゃ大した痛みはない。
だから大胆になれた。

授業中なんかの暇な時は髪に触ってる。
そして歪んでしまったような髪を探し出す。
もう、あまりに日常的で気にもとめてなかったこと。
ウェーブのかかった髪は真っ直ぐな物と触感が全く違う。
その触感が楽しくて、また抜く。
この繰り返し。
抜いた髪はそのまま捨てる。
授業が終わって気づくと、机の周りが髪の毛だらけだったこともある。

自分の一部が気に入らない。
だからそれを自分からなくしてしまう、つまり殺してしまう。
そして、だんだんその行為自体が楽しくなっていく。
こういう風に書いてみると、まるで狂っているみたいだ。
自分が狂ってないと否定など誰にもできないけれど。

私の髪は多い方だと思う。
伸ばすとすぐに邪魔になる、重くなる。
だから抜いても抜いても減らない。減る感覚は判らない。
だからいつまでたっても、私は私を殺し終わらない。

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