茨の海。
2002年8月4日足を踏み出せばそこは海。
ふわりと暖かい水の感触が心地よい。
体の芯が温度を変えていく。
魚のように水をくぐる。
指で水をかき、足で水を蹴る。
ぼやけた視界の向こうには何が見える?
不意に足を掴むのは誰?
絡みついた茨から逃れようと藻掻いてみるけれど。
棘が足により深く刺さるだけ。
青い海が紅く染まる瞬間。
暗闇から生える茨に引き込まれ空は遠くなる。
光を求めて足掻いてみるけれど。
霞んだ目に、そんなものは見えなかった。
私は何処へ行くの?
棘の痛みが朦朧とした意識を失わせない。
逃げていく泡を指で追い、微かに絶望を味わう。
力つきた私に手を差し伸べるのは誰?
ふわりと暖かい水の感触が心地よい。
体の芯が温度を変えていく。
魚のように水をくぐる。
指で水をかき、足で水を蹴る。
ぼやけた視界の向こうには何が見える?
不意に足を掴むのは誰?
絡みついた茨から逃れようと藻掻いてみるけれど。
棘が足により深く刺さるだけ。
青い海が紅く染まる瞬間。
暗闇から生える茨に引き込まれ空は遠くなる。
光を求めて足掻いてみるけれど。
霞んだ目に、そんなものは見えなかった。
私は何処へ行くの?
棘の痛みが朦朧とした意識を失わせない。
逃げていく泡を指で追い、微かに絶望を味わう。
力つきた私に手を差し伸べるのは誰?
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