ONLY.

2002年8月5日
私だけ。

貴方を愛したのも
貴方を憎んだのも
貴方を恨んだのも
貴方に焦がれたのも
全部、私だけ。

誰もが見向きもしない貴方を
私だけはずっと見ていた。

貴方が汚れる様も
貴方が傷つく様も
貴方が倒れる様も
貴方が嘆く様も
全部、私だけが見ていた。

どうして皆は気づかないんだろう。
こんなに必死に生きる貴方を。

どうして皆は見ない振りをするのだろう。
こんなにも必死で美しい貴方を。

傷つきながらも立ち上がり
癒えない傷に舌を這わせ
乾いた瞳で空を見上げる。
全部、私だけが知っている。

美しい貴方へ。
その一途な命に私は憧れ
羨望の思いと共に貴方を憎んだ。

どうして貴方には出来るの?
私にはどうしたって出来やしないのに。

愛しい貴方へ。
今度会いに行くから待っていてね。

++++++++++++++++++++

憧れると同時に羨ましい。
その相反する思いが愛と憎しみを作る。
それでも見ている。
愛しているから。憎んでいるから。
ある種の狂気。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索