Stay with me.

2002年8月17日
例えば。
今、目の前に貴方の腕が差し出されたら。
きっと私は爪が食い込むまでその腕を握りしめる。

伸びた爪が、貴方の皮膚に食い込み。
そっと白い皮膚を食い破る。
その瞬間を私はどこかで待ちわびているんだろう。

軽い抵抗がやめば、そこには紅い花が咲く。
目にも鮮やかなその紅に私は酔い、溺れる。
命の熱に怯えながらも、惹かれ、逃げることはできない。

滴りおちる命にそっと口吻て、その熱を味わう。
きっとそれは甘く、熱く、私を内側から殺していくだろう。
この病んだ体には、もう命の熱がない。

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