隙間。

2003年7月9日
ぽっかりと心に空いた隙間。

風が通り抜けては、
ひゅうと細い声を上げる。
からっぽの心に響く、切ない笛の音。

ぽっかりと空いた隙間は、
きっと貴方との心の距離。

隣を並んで歩いていても、
縮められない確かな距離。

そこから広がる小さな亀裂。
触れて亀裂を塞ぐのか、
それとも一気に崩れるか。

怖くて触れられないのは、
どうしようもなく貴方が好きだからなんです。

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