『希望』

2003年10月21日
 望みを希う。

 肩胛骨のあたりから臍まで、一気に貫かれたような、そんな感覚。
 否、感覚などとうになくなっていた。

 痛い痛い痛い。

 けれど。
 終われることが嬉しくもあり、ふと笑いが零れた。自嘲か苦笑か。

 ああ。

 希望など持たねば良かった。
 叶うことのない望みなど、希ってはならなかったのだ。

 けれど。

 暗闇には慣れている。
 だからそっと目を伏せた。

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