愚人

2004年3月17日
濡れた月の道標
触れられない距離を一歩だけ詰めて

詰った夢の欠片
言葉にならない思いを吐き捨てて

愛していると囁いた幻
現実の境界線

貴方のために歌った
貴方のために叫んだ
貴方のために笑い
貴方のために泣いた

馬鹿で愚かで間抜けと蔑まれ
笑われ貶められたけど

それでも笑って貴方を愛す
それでも届かない願いであるから
臆することなく羽ばたける

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