触れた指先に伝わる儚い熱が、貴方の存在を私に知らしめ、纏ったシーツを揺らす浅い胸の鼓動が、貴方の脈動を私に伝える。
 いつまで生き続けるの、貴方は。
 いつまでそうやって、眠り続けるの、貴方は。

 いいよ、ずっと眠っていれば。
 私は平気、強いから。

 いつまでも孤りでいられるから。

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