『確かなもの』

2005年4月24日
言葉を亡くした僕らの未来は
綺麗に砕けた硝子の欠片

光を浴びて
きらきら輝き
触れる全てを傷つける

色を亡くした僕らの未来は
散るほど綺麗な桜の花弁

風の中で
くるくる舞い上がり
歌うように落ちていく

この透明な空の下で
硝子の欠片の上を歩きながら
桜の花びらを踏みつけながら
それでも僕らは笑うしかないから

だから僕は

君を愛する
君を信じる
君を思う

透明な空の下で
光を浴びて輝きながら
いつか羽ばたけるように

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