貴方と二人で歩いたあぜ道は
今はコンクリで固められ
僅かな隙間を縫って生きようとするタンポポだけが
ひっそりと生きています
貴方と二人で叫んだ屋上は
今はあっさりと取り壊され
広い空き地になって時々現れる野良猫たちが
ひっそりと暮らしています
タンポポの綿毛が散って
野良猫の子供が大きくなって
それでもやっぱり死んでしまって
貴方もいなくなってしまったら
わたしはどうしたらいいんでしょう
あの思い出はあまりに鮮やかで
溌剌とした笑顔と声と眩しすぎる涙で溢れて
鈍く霞んでしまったわたしの記憶を
ちくちくと刺激します
永遠はどこにもありません
けれどそれでも
それでもそれでも
あの一瞬が
脳裏に焼き付いて離れてくれないのです
今はコンクリで固められ
僅かな隙間を縫って生きようとするタンポポだけが
ひっそりと生きています
貴方と二人で叫んだ屋上は
今はあっさりと取り壊され
広い空き地になって時々現れる野良猫たちが
ひっそりと暮らしています
タンポポの綿毛が散って
野良猫の子供が大きくなって
それでもやっぱり死んでしまって
貴方もいなくなってしまったら
わたしはどうしたらいいんでしょう
あの思い出はあまりに鮮やかで
溌剌とした笑顔と声と眩しすぎる涙で溢れて
鈍く霞んでしまったわたしの記憶を
ちくちくと刺激します
永遠はどこにもありません
けれどそれでも
それでもそれでも
あの一瞬が
脳裏に焼き付いて離れてくれないのです
コメント