ぐるり廻って、元の位置。
一段登って、元の位置。
いつまでも終わらない時間があるのだと、信じていた時があった。恋人が出来るまでのことだ。
彼と出会うことで、やっと自分の中にある時間の流れを認識することができた。それまではずっと、ずっと今が続くのだと、心のどこかで信じていたのだろう。それほど、穏やかな時間だった。
辛いことがないわけでもなかった。苦しいことも一応あった。けれどそれらに目がいかないほど、楽しいことは山のようにあった。嬉しいこともあった。愛しい人と、愛しい神の側にいられた。
けれど彼と出会った。
その瞬間、私の中で一つの永遠が崩れ去った。終わってしまった。今の位置から、自然と動いてしまったのだ。
そうして、永遠がないことを知ってしまった。いつか、全ては終わる。終わってしまう。そのことに気がついた。
永遠に続くと思っていた生活は終わりを告げ、恋人との生活が始まった。
永遠に続くと、幼い頃から信じていたのは、家族と親友と神のいる生活だった。それは終わることのない、永遠だと信じていた。何よりも近いけれど遠い話だと、思っていた。
けれどまた、全ては廻るのだろう。
新しい生活も、きっと終わらない。けれどふとした拍子に、壁が崩れ落ちてしまう。
巡り廻って。
それでも、私は、貴方を思う。
一段登って、元の位置。
いつまでも終わらない時間があるのだと、信じていた時があった。恋人が出来るまでのことだ。
彼と出会うことで、やっと自分の中にある時間の流れを認識することができた。それまではずっと、ずっと今が続くのだと、心のどこかで信じていたのだろう。それほど、穏やかな時間だった。
辛いことがないわけでもなかった。苦しいことも一応あった。けれどそれらに目がいかないほど、楽しいことは山のようにあった。嬉しいこともあった。愛しい人と、愛しい神の側にいられた。
けれど彼と出会った。
その瞬間、私の中で一つの永遠が崩れ去った。終わってしまった。今の位置から、自然と動いてしまったのだ。
そうして、永遠がないことを知ってしまった。いつか、全ては終わる。終わってしまう。そのことに気がついた。
永遠に続くと思っていた生活は終わりを告げ、恋人との生活が始まった。
永遠に続くと、幼い頃から信じていたのは、家族と親友と神のいる生活だった。それは終わることのない、永遠だと信じていた。何よりも近いけれど遠い話だと、思っていた。
けれどまた、全ては廻るのだろう。
新しい生活も、きっと終わらない。けれどふとした拍子に、壁が崩れ落ちてしまう。
巡り廻って。
それでも、私は、貴方を思う。
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